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春川ナミオ 友の会 公式サイト

昭和30年代「奇譚クラブ」からデビュー。男性マゾヒズムの世界を独特のタッチで描く偉大なアーティスト春川ナミオに捧げる。

鞭の似合う女王様

鞭のある風景_3



 SMの3大アイテムに鞭はたいてい含まれるであろう。人によってどれを3つ選ぶか。ろうそくや首輪も定番だが、ハイヒールとか浣腸、あるいは針など、様々な小道具がある中で、春川ナミオにとっては鞭も重要なテーマとなっているようだ。しかしそれほど思い入れが感じられず、顔面騎乗とセット販売されているような印象ではある。

 誰でも鞭を持てば女王様になれるものではない。それなりの資格というか資質が必要だ。春川が描く女性像には、すでに基本設定で鞭が似合うようになっている。


 ちなみに、 浜崎あゆみにはその資質があったようだ。

 また、 倖田來未 にも、同様なことが言える。

 鞭を持たせて、平凡な女性が可憐なミストレスに「覚醒」することもあるかもしれない。

抑制された主張

ペニスの表現


  Sardox giko などの作品と比較するとわかりやすいが、春川ナミオのイラストでは、ペニスが強調されることがあまりない。男はほとんど興奮していないかのようで、シーンの主役は当然のことながら女性である。M男であれば絶対に勃起してもよさそうなシチュエーションなのにしない。そこに男の快楽的な視点はなく、官能的ではあるがストイックな、まさに女性中心のFem-Domワールドに忠実な表現と言えるだろう。

子どもの目線

他者の視線_02


 掲載された雑誌のテーマだったのかシリーズなのか不明だが、「子供がのぞきを見している」状況が好んでよく描かれている。

 両親の秘密の行為を幼少時の春川ナミオは目撃したのであろうか?


トリノ五輪開幕!

女子フィギュア


 女子フィギュアスケート見ていると、

あの健康的なお尻で顔にすわってもらいたい!

と思う。

 顔面騎乗してもらうのには、スピードスケートの引き締まった太ももよりも、フィギュアで決まりである。

 代表3人のうち、荒川静香ちゃんは春川ナミオの作品に登場しそうな顔をしているように思うのだが、どうであろうか。

 ミキティはまだあどけない感じで「女王様」って感じではないのだが、顔に座って欲しいお尻のかたちをしている。村主章枝の場合はむしろいじめてみたくなるタイプだが、やはりそそるヒップライン。


 う~ん、悩ましいぞ!



*2006年2月11日エントリー




癒しか虐待か?

看護婦_03



よく見るとCFNM(着衣女性全裸男性)で、なかなか興味深い構図。一見するとかわいがられているようだが、しっかり虐待されているようです。

DVD情報

春川風DVD


 春川ナミオのイラストの世界を忠実に再現したようなDVDを見つけました。

故意か偶然か、アングルや女性のお尻の形など、絶対に春川ワールドを意識しているように見えます。

巨女の肉うもれ満尻

他にも同じレーベルから似たような作品が出ているようです。




甘美なる重み

初期_02


 初期作品においては女性の豊満な肉体はそれぼど強調されずに、どちらかというとスマートなスタイルが多い。人間椅子かバーのカウンターシリーズに分類しようかと迷った作品であるが、画風や初期のソフトなイメージを尊重した。
 
 最初は一緒にお酒を飲みながら対等に会話を楽しんでいたのであるが、己のマゾ性癖をちょっとだけ告白したとしよう。いたずらっぽい目つきで女性から「今ここで私の椅子になってみる?」とで言われしまえば、誰でも跪いてしまう。

 そんなストーリーを思わず妄想させてくれる。


初期作品の傾向

初期作品_02


絵柄から判別できる場合がほとんどだが、初期の作品に見られる傾向として男性の顔が描かれていることが多い。顔面騎乗という特定の状況ではなく、様々なバリエーションの中で満足そうな顔、恐怖におののいた顔など、表情を楽しむことができた。

だんだん、男の顔は女性のお尻に埋もれ、表情は描かれなくなっていく。

お仕置きは鞭で

鞭のある風景_2


 とある鞭打たれ愛好家のお言葉


 女性が自分の目の前に一本鞭を携えて立ちはだかった瞬間、

「ああ、これからこの女性に鞭打たれて、泣き叫ばされるんだな」

 と思う瞬間がたまらなく好きです。



ヒイヒイ言わされたいってことね。

SMの基本プラン

顔面騎乗_2



 SMの3大プレイにはおそらくこれが必ず入るはずである。なぜこれがいいのか、よく説明できないが... きらいな人っていますかね?

ノーマルなセックスにおいても、クンニやアナルへの奉仕など、なきにしもあらずの設定ではある。

「女性が男性の顔の上に座る」という行為は、古今東西、人類始まって以来の根源的な文化であることは間違いのない事実である。
 ↑ウソつけ(。。)☆\バキ

 いずれにしてもその起源は定かではないが、今の日本で顔面騎乗がわりあいポピュラーなのは、春川ナミオの作品が多大な貢献をしていたのは確かだ。

拷問されたい願望

拷問


 地検の特捜部でもこういう取り調べが行われているらしい。


 ( ↑ んな訳ネーダロ!)

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澁澤龍彦

プロフィール:澁澤龍彦
1928年生まれ。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの翻訳、紹介者として知られる仏文学者。1960年代以後、日本のマゾの新しい文化と顔面騎乗をリードし、マゾヒストの美意識にひとつの変革をもたらした。






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